よくある質問
「社会実験」って何?
「社会実験」は新たな事業を本格的に実施する前に、場所や期間を限定して試行し、実現性や持続性に関する検証を行うことです。これにより、利用者のニーズや運営上の課題などをあらかじめ把握・改善し、事業の実効性を高めることができます。
例えば、公園にベンチを置くと人の行動はどう変わるのか?どれくらい利用されるのか?どんな利用があるのか?利用者は満足しているのか?周辺に住んでいる方々は問題を感じていないか?
これらのことは、実際に公園にベンチを置いてみて、利用状況を調査したりアンケートを実施するとわかってきます。このようなかたちで「実際にやってみて、データをとって検証する」というのが社会実験です。ですので、一見ベンチをたくさん置いてイベントをしているように映るかもしれませんが、イベントとはねらいが全く異なる取り組みです。
APのプロジェクトはいずれも「ぐるぐる歩いて巡りたくなるまちなかにする」ことをねらっており、効果を発揮させるためには継続的に取り組む必要があります。そのためには、行政に公園や道路を再整備してもらうことや、なんらかの収益を上げて活動資金を調達する、つまり事業化することが重要になってきます。
APの社会実験の主なねらいは、行政へお伝えする「再整備のポイント」を明らかにすることと、持続可能な事業とするために必要な検証をすることです。そのため、「甲府の人々に求められる内容となっているか」「安全や制度との整合の観点から問題がないか」「公園や道路の整備事業に反映可能か」「事業としてきちんと収支が合うか」などが重要な検証ポイントとなっています。